大腸がん治療の名医と大腸癌の病院

全国の大腸がん治療の名医と大腸がん治療の病院を紹介

 
 
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大腸がんの特徴と名医や病院の選択について

 
     
大腸がんの特徴について


現在,大腸がん患者は急増し,年間の新罹患数は11万人近くにのぼるといわれ,今後はさらに患者数は増加し,がんのなかで1位になると予測されています。

男女とも40歳代から罹患率が上昇し,60代に最も多く多発しており,ついで50代,70代,40代という順です。
 
年間死亡者数は4万人以上で,この20年で2倍以上に増加しています。また,現在治療を継続している患者数は全国で23万5000人になります。

大腸がんは大きく,腺がんと表在性のがんにわけられ,粘膜層に発生する腺がんが,90〜95パーセントをしめます。

その進行は他のがんと比べて比較的遅いものですが,大腸壁に次第に深く浸潤していき,やがてリンパ節,肝臓や肺など別の臓器に転移します。

大腸がんは患者数は多いといえますが,消化器がんの中では最も治癒しやすいがんで,切除可能ならば治癒率は75パーセントを超えています

生存率はステージTで98%,ステージUで85〜90%,ステージVで80%です。

また,ポリープが発見された場合,ポリープががんに変化するまで時間がかかるため,ポリープのうちに早めに切除することが大切です。


大腸がんの治療について
大腸がんの最も有効な方法は手術です。したがって手術件数の豊富なことは名医の一つの条件ともいえます。
   


がんが最も発症しやすいのは,直腸とS字結腸ですが,結腸がんと直腸がんはがんの性質は同じでも治療法は異なります。


特に肛門に近い場所の下部直腸がんでは慎重な手術が必要です。なぜなら,切除後神経の切断により,排尿障害,性機能障害,排便障害などが生じることがあり,人工肛門にしなくてはならない場合もあるからです。


近年では内肛門筋括約筋切除術(ISR)という術式が普及し,肛門自体に浸潤したがんでも,内肛門筋括約筋切除術(ISR)により,肛門温存が可能となりました。ただし,この方式は高度な技術が要求される手術でもあります。


また,機能温存や人工肛門を避けることを重視し,がん細胞を取り残すと,再発のリスクが高くなってしまいます。

したがって,病院や医師の専門性をチェックし,医師から十分説明を受けた上で納得の治療をすることが必要です。

現在では肛門温存手術は普及し,優先されるべき手術でもあり,人工肛門と言われた場合など,温存は不可能かどうか確認する意味でもセカンドオピニオンを受けるべきでしょう。

 

手術方法としては内視鏡治療,腹腔鏡手術,開腹手術などがあります。 


内視鏡治療

内視鏡治療には,従来から実施されている内視鏡的粘膜切除術(EMR)と近年開発された内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)とがあります。

EMRは粘膜下層に水を注入し,浮かせた腫瘍に,金属の輪(スネア)をかけて切除しますが大きな腫瘍は一度に切除できないことや周辺に取り残しがおこりやすいという欠点がありました。

これらの欠点を改善した治療がESDです。ESDでは電気メスで,がんの周辺を切開してから,粘膜下層を筋層との間を剥ぎ取っていくため,これまでの方法では一括切除できなかった大きながんを取り残しなく切除することが可能となりました。

しかし,薄い大腸壁をこの方法で治療するにはかなりの技能が要求され,穿孔(せんこう)の事故は全国平均で10%にも達しています。この事故率が少ない医師は信頼度が高いといえます。

腹腔鏡手術
最近では,患者の負担軽減やQOLを考慮し,腹腔鏡手術を選択する病院も増えています。
ただし,この腹腔鏡は直接目視するわけではなく,高度な技術が要求されるため,経験数の多さは名医の一つの条件ともいえ,豊富な経験を持つ医師は信頼度が高いといえます。

     
     
 
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大腸がん治療の名医と所属病院紹介

                               
 
 北海道・東北地区
医師名 得意分野  所属施設  実績
きたしろ しゅうじ
北城 秀司

    先生
腹腔鏡手術 KKR札幌医療センター 斗南病院

北海道札幌市中央区
北一条西6丁目


TEL:011-231-2121
北城医師は,年間大腸がんは約100件,その7割以上を腹腔鏡でこなす腹腔鏡手術の名医。

同医師は北海道大学在籍時代,道内の関連病院に出張し,腹腔鏡手術の普及に尽力している。

また,ローマで腹腔鏡下で,助手なしの単独手術を修得したが,これは,彼が高度な技術を持っているという証明でもある。

現在でも,腹腔鏡下手術のセミナーを,全国から講師を招いて開くなど,精力的に活躍している。
おおつか こうき
大塚 幸喜

    先生
腹腔鏡手術 岩手医科大学附属病院 外科

岩手県盛岡市内丸19−1

TEL:019-651-5111
大塚医師は2008年で通算大腸がん手術数1300件以上,腹腔鏡手術は600件を超えている。

現在,腹腔鏡手術の適応を進行がんにまで拡大し,開腹手術と同様にリンパ節郭清までおこなっており,治療成績も優秀である。

大腸がんの腹腔鏡手術に要する平均時間は約3時間で,出血量も40CC程度に抑えられている。術後約9割の患者が6日後に退院可能となっている。

肛門を可能な限り温存する超低位前方切除も腹腔鏡手術と併用している。

また,腹腔鏡手術普及のために,県内や県外にまで啓蒙活動をおこなう名医でもある。
ないとう たけし
内藤 剛 

    先生
腹腔鏡手術  仙台オープン病院 

宮城県仙台市宮城野区鶴ヶ谷5−22−1

TEL:022−252−1111
内藤医師は大腸がんの腹腔鏡手術に積極的に取り組み,年間60件から70件手がけている。 

現在では進行がんの場合でも腹腔鏡手術を取り入れ,開腹する場合もあるが,通常腫瘍の大きさが5cm以下の場合は腹腔鏡手術でおこなっている。

同医師の腹腔鏡手術では,リンパ節転移があるないにかかわらず,開腹手術とかわらない5年生存率を示している。

また,内視鏡検査で定評のある同病院の内科や東北大病院と連携し,質の高い医療を目指している。

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 関東地区
医師名 得意分野  所属施設  実績
しゃたり  ともお
捨田利外茂夫

      先生
肛門再建  水戸赤十字病院
第5外科
 

茨城県水戸市三の丸
3−12−48


TEL:029-221-5177
捨田利医師は手術で肛門を失い,再弁袋(パウチ)に悩む患者の為に肛門再建手術をおこなう名医。

肛門再建の方法としては,得陰部を切開した穴に大腸を縫いつけ,肛門括約筋の代わりに,足の薄筋と呼ばれる筋肉を大腸に巻き付けて再建するという方法である。

「これにより,便意を覚えたり,我慢したり,一気に排便することも可能です。」と語っている。

しかし,便をためる直腸がダメージを受けている場合など,便失禁もありうる。その場合洗腸することがよいと進めている。

確かに再便袋の患者からしてみれば肛門再建は魅力的だが,このようなデメリットもよく確認する必要がある。
 
やまもと ひろのり
山本 博徳

    先生
内視鏡治療 自治医科大学附属病院 消化器内科

栃木県下野市薬師寺
3311−1

TEL:0285-44-2111
山本医師は内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の名手。その実績は通算胃が約1000件以上,大腸が500件以上で,その検査・治療において世界的にもトップレベルを誇る。


同医師は小腸内視鏡検査で,挿入性を向上させたダブルバルーン内視鏡を開発した。

現在ではカプセル内視鏡が中心であるが,ESD治療を均てん化させるための新デバイスの開発や,大腸がん治療のための,ダブルバルーン内視鏡の改良と普及に尽力している。
やまぐち しげき
山口 茂樹
    先生
腹腔鏡手術 埼玉医科大学国際医療センター
下部消化管外科


埼玉県日高市山根
1397−1

TEL:042-984-4111
山口医師は腹腔鏡手術の豊富な経験を持ち,その症例数は全国でもトップレベルにあり,若手の育成にも力を注ぐ腹腔鏡手術の名医である。

前任の県立静岡がんセンターでは,2005年大腸手術は405件,原発切除は275件で腹腔鏡手術は93件実施している。

特に,大腸がんの中でも結腸がんでは病期T,U期で全例適用し,時にはV期まで適用する場合もある。また遠隔転移があるW期でも根治切除を目指している。


また,直腸がんでは,内肛門括約筋切除術(ISR)を取り入れ,肛門を温存しながら,根治性を高めた治療を行っている。
いけまつ ひろあき
池松 弘朗
    先生
内視鏡治療 国立がんセンター東病院 消化器内科

千葉県柏市柏の葉6−5−1

TEL:047-133-1111
池松医師は,大腸内視鏡治療のエキスパートであり,痛みがない検査には定評がある。

同医師は年間2000例もの大腸内視鏡検査・手術のほぼ全例に立ち会い,「患者さんに痛みなく受けてもらえるような検査・治療」がモットーである。

彼の技術の一つが,内視鏡検査,治療時の軸保持短縮法(Pull法)である。

この方法では内視鏡を引きながら腸のカーブをゆるやかにし,さらに先へ進めるという痛みを感じにくい方法であり,内視鏡の動きのコントロールに高い技術が要求される。
ふくなが まさき
福永 正気

    先生
腹腔鏡手術 順天堂大学医学部附属浦安病院 外科

千葉県浦安市富岡2-1-1

TEL:047-353-3111
福永医師は,早くから腹腔鏡手術を手がけ,消化管腹腔鏡下手術通算2000件以上と,国内でもトップレベルの件数と経験を持つ。

同医師は90年代前半から,腹腔鏡手術に着手し,これまで大腸がんに関する症例は1000件以上にのぼり,特に直腸がんには積極的に関わっている。

日本内視鏡学会の技術認定医でもあり,で,トレーニングセミナー等を通して若手医師の指導にもあたっている。
みつしま とおる
光島 徹
    先生 
内視鏡検査   亀田MTGクリニック

千葉県千葉市美浜区中瀬1−3幕張テクノガーデンCB1

TEL:043-296-2610
光島医師は全国に先駆けて「内視鏡大腸検診」をはじめたパイオニアであもあり,その受診件数12万5千件という,圧倒的世界一をほこる大腸内視鏡のプロフェッショナルである。

彼の検査では胃の内視鏡検査でも95%おう吐反応が起きず,大腸内視鏡検査でも,盲腸までの到達時間平均3分10秒,成功率「98.9%」と驚異的な成績である。

 同医師は「内視鏡医に必要なのは共感能力。患者さんが痛いとおっしゃる前に,その痛みをイメージできる医者,検査の苦しみを自分で感じられる医者。シンパシーを感じる力がない鈍感な奴には,お前は無理だといいます。」と語っている。
ふじい たかひろ
藤井 隆広
   先生
内視鏡治療 藤井 隆広クリニック

東京都中央区銀座4-13-11銀座M&Sビル7F

TEL:03-3544-6266

藤井院長は内視鏡治療のスペシャリスト。拡大内視鏡と粘膜表面の微細な血管を観察するシステムNBIを駆使し,ポリープの種類や深さなどを的確に判定し,内視鏡治療を行っている。

内視鏡治療は術後の出血や腸管穿孔で入院もあるが,同院では合併症に対する対策を工夫している。

藤井院長自ら合併症に対応できる内視鏡治療器具を考案し,国内,国外で高い評価を受けている。
さいとう ゆたか
斉藤 豊
    先生
内視鏡治療 国立がんセンター中央病院  内視鏡部

東京都中央区築地5−1−1

TEL:03-3542-2511
斉藤 豊医師はESDのスペシャリスト。これまで累積件数450件以上,追加外科手術もあるが,根治率100%を誇る。

大腸の腸壁は薄いため,ESDは高度な技術が要求される。同医師の技能は通常は手術の症例でもESDでの治療を可能にしている。

同医師は粘膜下層剥離が安全にできるITナイフと穿孔の危険性が極めて少ないバイポーラー針状メスを駆使して治療するため,安全性が高く,腸管狭窄などは起こったことはない。
くろやなぎひろや   黒柳 洋弥
     先生
 
腹腔鏡手術  虎ノ門病院
消化器外科
 

東京都港区虎ノ門
2-2-2


TEL:03-3588-1111
黒柳医師は「腹腔鏡手術はモニター画面で患部を拡大するので,血管や神経の走行などがよく見えて安全・確実できるメリットが大きい。」と語り,積極的に腹腔鏡手術に取り組んでいる。

事実,同医師が部長を務める虎ノ門病院では腹腔鏡手術が全大腸がんの97%以上をしめ,年間症例数も360件以上と全国1,2を争うほどである。

特に,下部直腸がんの手術は高度な技術が求められ,側方リンパ節周囲には血管や排尿や性機能に関する自律神経が複雑にからみあっているが,同医師は「だからこそ,腹腔鏡手術による郭清の方がより安全で確実。」と語っている。
ふなばし きみひこ
船橋 公彦
     先生
 
肛門温存手術  東邦大学医療センター大腸・肛門外科

東京都大田区大森西
6−11−1


TEL:03-3762-4151
船橋医師は肛門温存手術の第一人者といえる。
近年,肛門の温存技術は向上し,超低位前方切除術で肛門にごく近い腫瘍でも人工肛門は回避できるようになったが,さらに肛門自体に浸潤したがんでも,内肛門筋括約筋切除術(ISR)により,肛門温存が可能となった。

このISRに求められるのは技術だけでなく,肛門周囲の構造や機能に熟知していなければならない。

船橋医師はこの両方を兼ね備え,かつ腹部からでなく,肛門側から手術をする方法をとっている。

この方法では,肛門括約筋への腫瘍浸潤度を一つひとつ確かめながら手術をするからこそ,安全で確実な成果につながるといえる。
こいずみ こういち
小泉 浩一
    先生

内視鏡治療 東京都立駒込病院
消化器内科

東京都文京区本駒込3−18−22

TEL:03-3823-2101
小泉医師はESD(粘膜下層剥離術)で通算200件を超え,高い実績を誇っている。

特に大腸がんのESDは穿孔などの危険性もあり,高い技術が要求されるが,同医師はESDとEMR(内視鏡粘膜切除術)の中間といえる辺縁切開EMRを推進している。

これはESDの穿孔などの偶発症や合併症のリスクを低減し,短時間で可能で,外来での治療も可能な低侵襲な術式である。

同医師はESDにこだわることなく,短時間で患者に負担の少ない治療法でがん根治を目指す名医である。
たかはし けいいち
高橋 慶一
    先生
 
自律神経温存術  東京都立駒込病院
大腸外科

東京都文京区本駒込3−18−22

TEL:03-3823-2101 
高橋医師は欧米の外科医から「日本のマジック」とも呼ばれる自律神経温存術を,下部直腸がんの標準治療法として確立したパイオニアでもある。

下部直腸はリンパ節と排尿や性機能に関する神経が隣接し,この自律神経を避けながらリンパ節郭清をおこなうのが自律神経温存術であるが,高度な技術が要求される手術でもある。

全国からこの病院に紹介されて訪れる下部直腸がんの患者は年間50人を数える。

高橋医師の算1800件以上の手術で培われた技術があってこその自律神経温存術といえよう。
 

「厚い信頼を寄せてくれている患者さんを途中で放り出してはだめです。それをやると,自分が外科医をやっている意味がない。」と語る名医である。
ふじしろ みつひろ
藤城 光弘
 
      先生
内視鏡治療(ESD) 東京大学医学部附属病院 光学医療診療部 

東京都文京区本郷
7−3−1


TEL:03-3815-5411
藤城医師は卓越した技能を持つ内視鏡治療治療の名医。

藤城医師の得意とする治療はワイヤを使用するEMRより大きな切除が可能なESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)である。

しかし,大腸ESDは非常に高度な技術が要求される。なぜなら大腸内は狭く,動きやすく,しかもひだや屈曲が多い上に,大腸壁はとても薄いからである。

それ故,穿孔(せんこう)は全国平均で10%にも達しているが,同医師は最大10cmの腫瘍を切除した経験があり,しかも穿孔は0%と驚異的である。

このような実績から国際的にも大腸ESDの第一人者として評価されている。
もり たけお
森 武生
    先生
温存手術 がん・感染症センター
都立駒込病院


東京都文京区本駒込3-18-22

TEL:03-3823-2101
森医師は同院の名誉院長で,大腸がんの通算手術件数は2500件で日本一,さらにがんを取り除いた部位の再発率3.6%は世界一であり,5年生存率も世界トップクラスという驚異的実績を誇る。

同医師はチーム医療も重視しており,内科,化学療法科,放射線科,病理科などの専門医師が週1回のペースで,キャンサーボード(検討会)を実施し,その医療体制も高く評価されている。

「チーム全体に力が備わっていないとがんは治せません。何より治療後に患者本人が生きていてよかったと思える『いい時間』を持てることが医療における最高のQOL(生活の質)です。」と語る名医である。
わたなべとしあき
渡邊 聡明
 
外科手術
術前化学放射線療法 
帝京大学医学部附属病院 外科

東京都板橋区加賀
2-11-1

TEL:03-3964-1211
渡邊医師は術前化学放射線療法と手術で手術不能のケースでも治療する大腸がん治療のニューリーダーである。

通算手術数は2000件以上,術前化学放射線療法100件以上は国内最多を誇る。

渡邊医師は近年登場した分子標的治療薬アバスチンやアービタックスを術前に使用することで,手術不能の肝転移も手術可能としている。

同医師は術前化学療法の先進性について「術前化学放射線療法は,低侵襲とQOLを重視するために登場し,ここ数年日本でも注目されつつあります。」と語っている。
 
むらた さとる
村田 智
     先生
 
放射線治療
化学療法
 
日本医科大学附属病院 放射線治療科

東京都文京区千駄木
1-1-5

TEL:03-3822-2131
 
村田医師は「すでに治療法がない」といわれた進行がん患者でも,治癒が可能な「骨盤内灌流(かんりゅう)化学療法」(NIPP) の名手である。

これまで250件以上のがん患者に実施し,直腸がんをはじめ,骨盤内臓器に生じる進行・再発がんにめざましい成果をあげている。

この「骨盤内灌流化学療法」は濃度最大45倍という高濃度の抗がん剤を骨盤内だけで循環させる方法で,骨盤外への抗がん剤漏出は微量で副作用で支障をきたすこともない画期的な治療法である。

この治療法で手術不能と診断された再発直腸がん約63%に腫瘍の縮小が認められ,治癒も25%と驚異的な成績をあげている。
 
くどう しんえい
工藤 進英       先生
 
内視鏡治療  昭和大学横浜市北部病院 消化器センター

神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1

TEL:045-949-7000
工藤医師は同病院のセンター長でもある。

同医師は1980年代後半,それまで「大腸癌はポリープから発生する」という定説を覆し,希な事例とされていた陥凹型大腸癌を次々と発見すると共に,内視鏡粘膜切除術の有用性を証明した功績は高く評価されている。

陥凹型大腸癌は悪性度が高いが,拡大内視鏡を使い,大腸粘膜の表面の見えるこぼみの違い(pit pattern)から,病理に近い診断を得ている。

内視鏡実技や講演を世界40ヶ国200回以上行い,内視鏡治療の普及に尽力する名医でもある。
わたなべ まさひこ
渡邊 昌彦

    先生
腹腔鏡手術  北里大学病院
北里大学東病院
北里研究所病院
 

神奈川県相模原市北里 1−15−1

TEL:042-778-8111
渡邊医師は1992年,慶応大学病院で日本初の大腸がん腹腔鏡下手術に成功したパイオニアでもあり通算1000件を超える経験を持つ。

また,独自に技術・器具などを改良し,リンパ節郭清や切除の正確さは開腹手術以上と評判が高い。

持ち前の技能の高さで,これまで腹腔鏡手術の安全性・有効性を証明してきた功績は大きい。


現在では直腸がんに関して,技術的確立を目指し,同医師が中心となり,臨床試験を進めている。

「真剣に相手の悩みを聞いてあげなくちゃいけない時には親身になって一緒に考える。おもてなしの心も大切。」と語る名医である。
みやじま のぶよし
宮島 伸宣
    先生
腹腔鏡手術内視鏡治療 聖マリアンナ医科大学病院 
消化器・一般外科


神奈川県川崎市中原区小杉町3-435

TEL:044-722-2121


宮島医師はこれまで大腸がんの腹腔鏡下手術通算1000件以上の豊富な経験を持つ第一人者。

患者にとって最適な治療法を追求し,肛門温存手術や,排尿,排便の神経機能温存する手術などにも意欲的に取り組んでいる。

また,患者の身体に負担をかけない治療を追求し,内視鏡治療にも積極的に取り組んでいる。


内視鏡治療は負担をかけない治療であるが,適応の判断が難しい側面もあり,同科では,内科,外科,放射線科,病理科と連携し,的確な判断を得ている。
たなか じゅんいち
田中 淳一   先生 
腹腔鏡手術  昭和大学横浜市北部病院 消化器センター

神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35−1

TEL:045-949-7000
田中医師は大腸がんの腹腔鏡手術を積極的に推進しており,大腸がん手術は通算1000件を超えるが,その8割近くを腹腔鏡手術で治療している。

2001年以降は,早期がんだけでなく,進行がんにも適応を拡大し,他の病院では扱えない困難な手術も腹腔鏡下で行い,しかも好成績を修めている。

また,横行結腸,下行結腸,下部直腸は,一般的には腹腔鏡手術の適応外となっているが,積極的に実施している。

さらに,術前化学放射線療法で,腫瘍を縮小させたり,リンパ節郭清を省略し,肛門を温存したり,腹腔鏡下手術の可能性を広げる取り組みをしている。 
やまぐちゆういちろう
山口裕一郎
       先生
内視鏡治療 静岡県立静岡がんセンター  内視鏡科

静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地

TEL:055-989-5222
大腸がんのESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は技術的難易度が胃がんに比べて高いと言われている。

山口医師は同科の医長でもあるが,大腸がんESDの症例では全国でもトップレベルである。

本来ならば,内視鏡で治療切除が困難なケースや2cm以上の腫瘍,肛門に近い腫瘍も内視鏡で切除している。

内視鏡治療では外科手術をする必要があるか,内視鏡治療だけで根治可能か診断が難しい面もあるが,同科における正診率は90%と高く,信頼度が高いといえる。 
 

 中部地区
 医師名  得意分野  所属施設  実績
はせがわ ひろし
長谷川 洋

    先生 
腹腔鏡手術 名古屋第二赤十字病院 外科

愛知県名古屋市昭和区妙見町2−9

TEL:052-832-1121
長谷川医師は1993年〜2009年までの大腸がん執刀数は2563件と豊富な経験を持つが70〜80%を腹腔鏡手術でおこなっている。

同医師は腹腔鏡手術の適応を拡大し,現在では進行結腸がんや直腸がんにも行っている。

同科では08年までに80歳以上の患者116人,90歳以上の患者9人が腹腔鏡手術を受けている。

また,同科では内視鏡外科学会技術認定医3人が在籍し,診療にあたっている。
まえだ こうたろう
前田耕太朗

    先生
機能温存手術  藤田保健衛生大学病院 消化器外科

愛知県豊明市沓掛町
田楽ヶ窪 1-98 


TEL:0562-93-2111
前田医師の炎症性腸疾患や大腸がん手術の実力は世界レベルといわれている。

直腸の早期がんの治療法としてMITAS法を独自に開発し,良好な治療成績を修めている。

このMITAS法とは病変の切除と縫合を同時に行い,短時間かつ最小出血で肛門切除を行える方法である。

さらに,自律神経温存側方リンパ節郭清術を日本で最も早く実施し,これまで人工肛門が必要だったケースでも温存を可能にしている。

機能温存,低侵襲手術を推進しており,肛門機能,性機能,排尿機能の温存手術の成績は世界有数といわれている。


また,患者が納得できる治療が受けられるようインフォームドコンセントを重視している。
はない つねかず
花井 恒一
 
    先生 
腹腔鏡手術  藤田保健衛生大学病院 下部消化管外科

愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98

TEL:0562-93-2190 
花井医師は,1995年から2008年までに腸疾患腹腔鏡手術は480件執刀し,そのなかで大腸がんは360件をしめる。

また,東海地方で最も早く大腸がんの腹腔鏡手術を手がけた一人でもある。

花井同科は大腸がんの腹腔鏡手術の臨床試験にも参加し,同科が好成績を修めたため,適応が拡大したという経緯がある。

花井医師はモットーは「がん手術の根治性を損なうことなく,体に優しい手術」である。
 
ひらい たかし
平井 孝
 
    先生
機能温存手術  愛知県がんセンター中央病院 

愛知県名古屋市千種区
鹿子殿1−1


TEL:052-762-6111

平井医師は同外科の部長として活躍している。同センターでは,大腸がんの5年生存率は年々向上しているが,平井医師はリンパ節の郭清や再発時の手術や化学療法の推進をその理由にあげている。

しかし,同医師は,リンパ節郭清をおこないながら,自律神経の温存をはかる「自律神経温存側方リンパ節郭清手術」を推進している。

その結果,排尿機能障害が激減し,根治性,機能温存が拡大し,しかも安定するようになった。

99年からは早期がん中心腹腔鏡手術も始めている。 
くすのき まさと
楠 正人
 
    先生
外科手術
化学療法

 
三重大学医学部附属病院 消化管外科

三重県津市江戸橋
2-174

TEL:059-232-1111  
楠医師は同科の科長であるが,化学療法,放射線治療,ラジオ波治療を組み合わせる集学的治療を推進している。手術においても,TME(全腸間膜切除術)を導入し,生存率を大幅に向上させている。

特に,抗がん剤を複数組み合わせるPMC療法(薬物動態修飾化学療法)をいち早く大腸がん治療に適用し,米国で特許を取得している。

PMC療法とは,大腸がんの抗がん剤5-FUの使用
だけでなく,経口抗がん剤UFTを内服するという併用療法で,現在では多剤併用化学療法として実施している。

同医師は腸疾患の専門家でもあり,国外からも治療に訪れる患者が多い。
 

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近畿地区
医師名 得意分野 所属施設 実績
こくば ゆきひと
國場 幸均
    先生
腹腔鏡手術 京都府立医科大学病院  消化器外科

京都府京都市上京区河原町通広小路上ル梶井
町465


TEL:075-251-5111
國場医師は大腸がんの腹腔鏡手術通算1000件以上の低侵襲腹腔鏡手術の第一人者である。

同医師はJCOC(日本臨床腫瘍研究グループ)の腹腔鏡手術と開腹手術の臨床比較試験にも参加し,腹腔鏡下手術のエビデンス確立にも貢献している。

また,世界初の腹腔鏡教育用シュミレーションソフトの開発や,講習会を開催するなどその普及に尽力している。


現在の目標は「だれにでも安全に行える腹腔鏡下大腸手術の手技の開発です。」と答える名医である。
さかい よしはる
坂井 義治

    先生
腹腔鏡手術 京都大学医学部附属病院 消化管外科

京都府京都市左京区
聖護院川原町54


TEL:075-751-3111
坂井医師は大腸がんの外科治療の第一人者で,腹腔鏡下手術は得意分野で積極的に推進している。

2005年から大腸がん手術の80%以上を腹腔鏡手術で行っている。

また,今後のがん診療には各科との横断的な診療連携が必要と考え,チーム医療も推進している。

「大学病院は医学部学生や研修医だけでなく,私を含めすべての医師の修練の場でもあります。」と語り,若手を育成することに余念がない。

その言葉が示すように最新技術を導入し,手技の向上に努め,最先端のより良い医療を目指し続けている。
ふくなが ようすけ
福長 洋介

    先生
腹腔鏡手術 ベルランド総合病院
外科

大阪府堺市中区東山

500ー3

TEL:072-234-2001
福永医師は,同科における腹腔鏡手術の中心となる人物で大腸がんにおいては通算700件以上を担当している。

通常,腹腔鏡手術は開腹手術よりも時間がかかるといわれているが,福永医師の手術では30分長くなる程度でこなしている。

また,肛門に近い進行直腸がんでも,術前放射線
化学療法により,腫瘍を縮小させ,内肛門括約筋切除術(ISR)で肛門温存を可能にしている。

多臓器浸潤や肝臓転移,肺転移などのケースでも腹腔鏡手術で確実に切除できている。
おくだ じゅんじ
奥田 準二

    先生
腹腔鏡手術 大阪医科大学附属病院 消化器外科

大阪府高槻市大学町
2−7


TEL:072-683-1221
奥田医師はこれまで大腸がん1800件以上,うち腹腔鏡下手術1000件をこなし,数だけでなく技術力も世界トップレベルであるといわれている。

奥田医師の手術で画期的なものは,放射線科チームと共同で開発した3次元立体映像を手術のナビゲーションとして活用する「腹腔鏡ナビゲーション手術」である。これにより,安全・的確・迅速な手術が可能となった。

高度進行直腸がんに対しても術前化学療法や放射線治療をおこない,内肛門括約筋切除術(ISR)を取り入れるなどして,肛門温存を優先している。

2000年2月にフランスで日本人外科医として初めて腹腔鏡下大腸手術の公開手術をった他,国内外での数多くの依頼手術や公開手術にも積極的に応じている。

「努力をしてトップクラスの専門的治療を提供できることはもちろん,患者さんの病気をトータルにケアーできる組織力と暖かい人間としての包容力を備えている医師であることを目指しています。」
と語る名医である。
おおうえ まさゆき
大植 雅之

    先生 
直腸がん手術 

温存手術
大阪府立成人病センター

大阪府大阪市東成区中道 1−3−3 

TEL:06-6972-1181

大植医師は大阪対がん協会研究奨励賞を3回受賞するなど西日本を代表する大腸がん治療の名医。

特に進行直腸がんの治療に関しては,大きな実績をあげている。

直腸がんの機能温存は高い技術が要求されるが,自律神経温存術は得意とするところで,内肛門括約筋切除術(ISR)もおこない,肛門温存を積極的にすすめている。


また,肝臓や肺の転移,局所再発なども積極的に切除をおこなっている。

大植医師の所属する同科は直腸がん,結腸がん共に5年生存率が全国平均を大きく上回り,同医師のレベルの高さを物語っている。
とよなが たかし
豊永 高史
内視鏡治療  神戸大学医学部附属病院
消化器内科

兵庫県神戸市中央区楠町7−5−2

TEL:078-382-5111
豊永医師は02年以降ESD( 内視鏡的粘膜下層剥離術)2500件,EMR(内視鏡的粘膜切除術)1000件をこなし,併せて3500件は国内最多。

豊永医師の成功率は98〜99%を誇るが,これは全国平均の80〜85%を大きく上回っている。

この様な好成績が残せたのは,天才的なセンスと技術,そして独自に開発した「フラッシュナイフ」と呼ばれる高性能メスのなせる技である。

このメスは電子内視鏡の先に長さが可変できる高周波メスを取り付けたもので,これが薄い大腸壁を治療する際に効果を上げている。
 

 中国・四国地区
医師名  得意分野  所属施設  実績
うらおか としお
浦岡 俊夫

    先生
内視鏡治療 岡山大学病院
光学医療診療部

岡山県岡山市鹿田町
2-5-1


TEL:06-223-7151
浦岡医師は内視鏡診断及び内視鏡治療で卓越した技能の持ち主。

一般に内視鏡で治療できる大腸がんは2cm程度までといわれているが,浦岡医師の場合は平均4cm,ESDにおいては10cm以上と大きな腫瘍も内視鏡での治療が可能である。

内視鏡治療は負担の少ない低侵襲手術で,術後3〜4日で退院が可能とメリットが大きい反面,大腸壁は胃壁などよりも薄いため,穿孔しやすく,高度な技術が要求される。


腸管穿孔するケースは専門病院でも平均5%でああるが,同医師は平均よりも大きな腫瘍を切除しながらも2〜3%を維持している。また,再発例も全くないという驚くべき実力の持ち主である。
おかじま まさずみ
岡島 正純
     先生
 
腹腔鏡手術
温存手術 
広島市民病院

広島市中区基町7番33号

TEL :082-221-2291
岡島医師は日本でいち早く腹腔鏡手術を手がけたパイオニアでもあり,これまで大腸がん腹腔鏡手術は通算600件以上にのぼる。

肛門温存術を推進すると共に,根治が難しい肝臓や肺に転移したがんも積極的に切除し,抗がん剤も駆使した集学的治療で好成績をあげている。

最近では,直腸がんの手術では,内肛門括約筋切除術(ISR)を実施し,従来の施術では人工肛門とならざるを得ないケースの約半数近くが温存可能となっている。
 

九州地区 
医師名  得意分野  所属施設  実績
うえき たかし
植木 隆 
  先生
腹腔鏡手術
温存手術
 
九州大学病院 
第一外科

福岡県福岡市東区馬出 3−1−1

TEL:092-641-1151
植木医師は,大腸がんの根治性,確実性を目指しながらも患者の負担少ない,腹腔鏡手術や機能温存手術など,低侵襲手術を推進している。 

腹腔鏡手術は結腸がんや直腸がんにおいて85%以上の割合で実施する一方,リンパ節拡大郭清や合併切除が必要な場合は開腹手術で確実に切除し,根治性を高めている。

また,従来は人工肛門が必要であった症例に対しても,温存手術を推進し,永久肛門作成の症例は10%以下である。

腫瘍内科や,放射線科と連携し,術前,術後の化学放射線療法も行っている。

インフォームド・コンセントを大切に,患者中心の医療を目指す名医である。
おがた ゆたか
緒方 裕
    先生 
腹腔鏡手術 久留米大学医療センター         外科

福岡県久留米市国分町155ー1

TEL:0942-22-6111

緒方医師は「安全で,負担のかからない手術をするための経験と見極めが大切」と語り,積極的に腹腔鏡手術を推進しながらも,手術時間を抑え,患者の負担を軽減することに努力している。

同医師は大腸がん手術の80%以上は腹腔鏡手術でおこない,進行がんを含む下部直腸がん,リンパ節郭清をともなう横行結腸がんにも腹腔鏡手術を適用している。

また,他施設で手術不能といわれたケースでも積極的に治療を行い,特に下部直腸がんでは肛門温存手術のエキスパートとして,QOLの向上に努めている。

さらには化学療法にも精通しており,進行再発がんに対しても,抗がん剤と手術を組み合わせる集学治療を推進している。
おかむら たけし
岡村 健
 
    先生
腹腔鏡手術
温存手術
国立病院機構
九州がんセンター

福岡県福岡市南区多目3−1−1 


TEL:092-541-3231
 岡村医師は可能な限り,下部直腸がんに対して,肛門を温存する手術を取り入れている。

近年になって開発された超低位前方切除術や内肛門括約筋切除術,経肛門的切除術などで,根治性を損なわずに,肛門温存というQOLを低下させない治療をおこなっている。

また,直腸がんの局所切除+化学放射線療法で肛門を温存する手術も,九州では同センターがいち早く手がけている
さわだ としひと
澤田 壽仁
   先生
腹腔鏡手術 医療法人 仁愛会 横山病院

宮崎県都城市都島町506番地

TEL:0986-22-2806 
澤田医師は同科の部長であり,これまでの大腸がん腹腔鏡通算治療件数は2000件以上にのぼり,執刀数日本一の名医。

2008年度の大腸がん手術数308件の中で,腹腔鏡手術は96.4%の297件にもおよぶ。

2011年よりがん治療の名門虎ノ門病院から転任している。

澤田医師は35年以上にわたり,技術の向上に努め,彼の腹腔鏡手術は,生存率に関しても,これまでの開腹手術と比較しても勝るとも劣らない成績をあげている。